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Formlabsが高精度の大型3D プリンター「Form 3L」の国内販売を開始

Formlabs株式会社(以下、Formlabs)は、2020年8月31日、従来の光造形(SLA)方式とは異なる新たな造形方式「LFS(Low Force Stereolithography)」を採用したプロフェッショナル向け3Dプリンタ「Form 3」の5倍以上の造形サイズを誇る新製品「Form 3L」の国内販売開始を発表した。
(写真:Form 3L Formlabs公式サイトより引用)

Form 3Lの進化のポイント

大きな造形範囲と高精細な3Dプリントがスピーディーに

デスクトップ型としてx145×y145×z185mmの大型造形範囲を実現し、より大型の試作品や製品を造形できるだけでなく、製品の樹脂型を造形することによる、最終製品の製造にも活用が可能となった。
マシンの心臓部であるLPUは、独自のガルバノメーターやレンズによって誘導された250mWの鮮明でクリーンなレーザースポットにより穴、エンボス加工など非常に微細で超高精細を表現が可能にし、ムラのない安定した造形が行える。

Form 3Lはレーザーコンポーネントを2基搭載し、大型造形もスピーディーに造形が可能になった。また、Form 3Lは、レジンカートリッジを2つ同時に装填できるため、大きな造形も中断せず24時間印刷ができる。

Form 3Lにて出力した高精度の3D印刷物
Form 3Lにて出力した高精度の3D印刷物(引用:Formlabs公式サイトより)

また、操作はタッチスクリーンインターフェースで、自動印刷設定など専門的知識がなくても直感的な操作が可能。

Form 3Lのタッチスクリーン
Form 3Lのタッチスクリーン(引用:Formlabs公式サイトより)

 技術仕様について

Form 3Form 3Lの比較表

製品名Form 3Form 3L
テクノロジーLow Force Stereolighography(LFS)TMLow Force Stereolighography(LFS)TM
レーザー解像度25ミクロン25ミクロン
レーザー焦点サイズ85ミクロン85ミクロン
レーザー出力250mW x 1250mW x 2
レジン充填方式自動充填自動充填
カートリッジ装填可能数1本2本
サポート構造自動生成 / ライトタッチサポート自動生成 / ライトタッチサポート

 Form 3Lの販売価格(税別)は1,806,000円で、国内正規販売代理店を通じて販売される。出荷予定は、2020年第4四半期(10~12月)からとなる。大型パーツの造形を必要とする製造業などでの利用を想定している。

Form3およびForm3Lの紹介(Formlabs公式サイト)

関連情報

シェアラボ編集部

3Dプリンターの繊細で創造性豊かなところに惹かれます。そんな3Dプリンターの可能性や魅力を少しでも多くの人に伝えられるような執筆を心がけています。

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