世界の3Dプリント市場規模予測、2025年に250億ドルに達する見込み
市場調査会社のSmarTech Analysis社は、グローバルでの3Dプリント市場規模が2050年に約250億ドルに達する見込みであることを発表した。2022年の3Dプリント市場規模は約135億ドルとなった(画像は四半期ごとの3Dプリント市場のセグメント別売上高。右側4つのグラフを合計すると約135億ドルとなる/出典:SmarTech Analysis社)。
3Dプリント産業全体で前年比23%の急成長
SmarTech Analysisでは、3Dプリント産業を金属・ポリマー・ソフトウェア・造形サービスの4部門に分けている。金属とポリマーには、素材だけでなくそれぞれを造形する3Dプリンターも含まれる。2022年の4四半期は、それまでの3つの四半期と比べても好調だった。2022年の3Dプリント産業全体では前年と比べると23%の成長率となる135億ドルと推定されている。金属部門は25%、ポリマー部門は20%の成長率だった。
また、3Dプリント技術のトレンドとしては、3Dプリント以外の方法では製作できない大型の金属部品にあるとしている。さらに、SmarTech Analysis社によれば、業界を牽引する分野も医療から防衛や航空宇宙へ移ってきているという。
2023年の国内3Dプリント市場見込み
日本では世界各国と比べると3Dプリントの活用がそれほど進んでいない。しかし、そのような中でも着実に市場は拡大してきている。
ShareLab NEWSは、日本の3Dプリント市場の動向や課題などについて、市場調査とマーケティングの専門会社である矢野経済研究所にインタビューを行ったことがある。以下のリンクより、国内の市場動向についてもご確認いただきたい。
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