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3Dプリンターで廃棄ペットボトルを使用した透明なサーフボードを製作

PETボトル製サーフボード「Sea-through」

ITサービス導入コンサルタント事業などを行う株式会社ラフティ(千葉県市川市)が、Save The Surfプロジェクトとして、廃棄ペットボトルを材料にした透明なサーフボード「Sea-through」を3Dプリンターで製作。海洋保護活動とサーフィンの融合を目指す。今後はクラウドファンディングの実施も予定している。(上部画像はPETボトル製サーフボード「Sea-through」出典:株式会社ラフティ)

プロジェクトを通して環境保護を

ラフティ社の行うSave The Surfプロジェクトでは、廃棄ペットボトルを材料にした透明なサーフボード「Sea-through」が3Dプリンターで製作される。プロジェクトの売上の一部は、環境保護活動とプロサーファー支援に充てられるという。

透明なサーフボードは周りの目を引くだけでなく、海や波をより直接的に感じられるものとなる。ボードと海が接する面が直接見えることで、今までにないサーフィン体験につながることも期待できる。

「Sea-through」の使用イメージ
「Sea-through」の使用イメージ(出典:株式会社ラフティ)

「Sea-through」に乗ることが環境貢献活動となり、さらには新しいサーフィン体験にもつながる点は、サーファーにとって大きな魅力といえるだろう。サーフボードとしての性質は、通常のものと比較しても強度は同様で浮力は高く、重量は800gほど多くなっているが、いつも通りのサーフィンが楽しめるという。

サーファーにとっては、波の状態だけでなく海の環境美や透明度も重要な要素だ。どうせなら綺麗な海で波に乗りたい、という心情は自然なもののはずだ。今回のラフティ社のプロジェクトでは、美しい海と未来への思いを共有する新たなコミュニティの形成や、未来の世代に持続可能なライフスタイルを広めることが視野に入れられている。

廃プラスチックによる海洋汚染が世界規模で広まっている中、ラフティ社の活動は綺麗な海を保ち、取り戻すための大きな一歩になるのかもしれない。

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今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中から3つピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。


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