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日本3Dプリンティング産業技術協会 ASTM Internationalとの協力に関する覚書に調印

一般社団法人 日本3Dプリンティング産業技術協会(J3DPA)は2025年1月29日に、展示会「TCT Japan 2025」会場内で、世界最大の国際標準化・規格設定機関であるASTM International との両団体の協力に関する覚書に調印した。(記事内画像提供: 日本3Dプリンティング産業技術協会)

調印式 左:Alexander Liu氏(ASTM International) 右:三森 幸治 氏(日本3Dプリンティング産業技術協会 代表理事)

日本3Dプリンティング産業技術協会は、「製造業を主たる対象として、3Dプリンティング分野の利用技術の向上及び人材育成をはかり、製造業を中心にした企業の製造部門とともに、中小企業等の製造業及び、関連産業の健全な発展と文化の向上に寄与することを目指しています。特に、利用者の視点からみた3Dプリンティング技術全体を視野に入れた取り組みを進めていきます。」を設立目的とし、3Dプリンティング、技術/ビジネスに関する調査・研究・標準化、3Dプリンティング技術/ビジネスに関する教育講座・資格認定、協会会員のためのコンサルティング等の力スタマー支援などを提供している。

ASTM International(本部 アメリカ ペンシルベニア州)は世界最大・民間・非営利の国際標準化・規格設定機関で、工業規格のASTM規格を設定・発行している。AMに関する基本的な用語や定義を規定した国際規格であるISO/ASTM 52900は、ISO(国際標準化機構)とASTM Internationalが共同で策定したもので、AM技術に関する標準化を推進するための基礎的なフレームワークを提供している。また世界のAM市場の現状と予測を分析するレポート、「Wohlers Report」を29年にわたり毎年1回制作発行している企業「Wohlers Associates」は同機関の傘下企業である。

今回の覚書調印により、日本3Dプリンティング産業協会は、今後ASTMが提供する、AMに関する様々な教育プログラムを日本で提供するなど、様々な活動を行っていくこととなり、日本のAMに関わる人材育成にもこれまで以上に大きく貢献していくことが期待される。具体的な活動として、現在下記のセミナーの参加者募集を行っている。


2025年3月3日(月)~3月4日(火) 「ASTM認証コース:金属AM標準規格の解説と先進的な金属AM事例紹介」セミナー
申し込みウェブサイト https://amcoe.org/event/metal-am-jp-osaka-2025-jp/

2025年3月5日水曜日 「ASTM AM セミナー:最新のAM業界動向とAM規格の概要」セミナー
申し込みウェブサイト https://amcoe.org/event/am-seminar-japan-tokyo-2025-jp/

2025年3月6日(木)~3月7日(金)「ASTM認証コース:AMにおける品質保証と評価方法」セミナー
申し込みウェブサイト https://amcoe.org/event/methods-amqc-jp-tokyo-2025-jp/

世界的標準的な教育が日本で受けられる貴重な機会となるので、積極的な参加をお勧めしたい。

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