株式会社ExtraBoldは、2026年3月7日〜8日に東京ミッドタウンで開催される「ART X JAPAN CONTEXT」に向け、アーティスト・井村一登氏の大型作品「bulbocodium」の制作協力を実施。自社開発の大型FGF方式3Dプリンター「EXF-12」と協働ロボット型「REX-BUTLER」を用い、カーボンリサイクル素材でリング状の巨大造形物を仕上げた。
目次
高さ2.1m、直径2.5mのリング構造体を3Dプリント
本作品「bulbocodium」は、高さ2,130mm・直径2,547mm・重量約70kgの大型インスタレーション作品。ギリシャ神話のナルキッソスをモチーフに、人体を包み込む湾曲したリング状の構造体と幾何学的な格子パターンを融合させたデザインが特徴だ。
ExtraBoldのエンジニアチームは、構想初期から参加。身体部分の3Dスキャンとデータ化、複雑形状を実現するためのデータ設計・最適化、大型3Dプリントから組み立て・仕上げまでを一貫して担当した。
「アーティストの身体を3Dスキャンしたり、実現するための設計などかなり苦労して制作しました。」(ExtraBold原社長)

ペレット式の大型3Dプリンターでアート作品を造形

造形には、樹脂ペレットを直接溶融・積層するFGF(Fused Granular Fabrication)方式を採用。ExtraBoldが自社開発する「EXF-12」と協働ロボット型の「REX-BUTLER」を組み合わせることで、大型サイズかつ高自由度の素材選択を実現している。

FGF方式は一般的なFDM方式と異なり、フィラメントではなくペレット材料を直接使用するため、コスト効率と材料の多様性に優れ、建築・アート・産業用途での大型造形に適している。
工場廃棄ガス由来のCO2とカルシウム含有廃棄物リサイクル素材「CR LIMEX」
素材には、株式会社TBMが開発したカーボンリサイクル素材「CR LIMEX」を使用。工場排気ガス由来のCO2とカルシウム含有廃棄物から化学合成された新素材。カーボンニュートラルの観点から注目が高まっているリサイクル材料だ。大阪万博や飲食チェーン「びっくりドンキー」のごみ袋に採用されているほか、環境配慮型の「LIMEX Pellet」が、インド大手ボトルメーカーJyoti Chemicalsの製品ボトルに採用されるなど着実に採用事例を増やしている。
TBMはExtraBoldが運営するモノづくりコミュニティ「BOLDGYM」の会員企業で、アート分野でのデジタル製造技術の活用と循環型素材の組み合わせは、ExtraBoldが掲げる「Green Creative」を体現する取り組みといえる。
作品は下記の日程で一般にも公開される予定だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年3月7日(土)〜8日(日) 11:00〜21:00 |
| 会場 | 東京ミッドタウン アトリウム(ガレリアB1) |
| 料金 | 入場無料(事前登録不要) |
| 問い合わせ | contact@art-x-japan.com |
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