株式会社サンステラ(以下、サンステラ)は、3Dプリント作品を対象とした「サンステラ・モデルキット造形コンテスト」を開催する。初心者から経験者まで幅広い層を対象とし、3Dプリンターの楽しさを“形にする体験”として共有する場を提供する企画である。
目次
初心者でも参加しやすいコンテスト設計
本コンテストは、「3Dプリンターを買ったが何を作ればよいか分からない」といったユーザーや、「まだ高度な造形は難しい」という初学者も参加しやすい設計となっている点が特徴だ。完成度の高さに限らず、小さなアイデアや試作段階の作品でも応募可能であり、“つくってみた”という行為そのものを評価対象とする。
応募期間と賞品内容
応募期間は2026年4月23日から同年8月31日まで。なお本企画は、Maker Faire Tokyo 2025にて事前告知が行われていたものである。
賞品は以下の通り。
・最優秀賞(1名)
15万円以下の3Dプリンター、または同額ポイント
・優秀賞(3名)
A1 mini 3Dプリンター(または後継機)、または同額ポイント
・特別賞(10名)
Polymakerフィラメント5巻
応募条件はシンプル、キット使用が前提
応募条件は比較的シンプルである。
① サンステラから購入したキットを使用していること
(スターターキット/磁気浮遊DIYキット/SnapaTrackキット)
※磁気浮遊DIYキットおよびSnapaTrackキットは同社独自輸入製品であり、Bambu Lab公式サイトでは販売されていない
② 3Dプリントを使用していること(方式は不問)
③ サンステラ公式X(旧Twitter)をフォローしていること
④ 受賞作品は最大1年以内の貸与が可能であること
Maker Faire Tokyo 2026での展示を予定
優秀作品は、2026年9月5日・6日に開催されるMaker Faire Tokyo 2026にて展示される予定である。会場は有明GYM-EX(ジメックス)、サンステラブース内での展示となる。
注意事項と今後の案内
応募作品の写真およびデータは、同社の広報活動に使用される場合がある。応募方法や詳細については、後日公式サイトおよび公式Xで案内される予定だ。内容に不備がある場合は審査対象外となる可能性があり、応募多数の場合は一次審査が実施される。
シェアラボ編集部コメント
初心者層の“最初の一歩”を明確に意識したコンテスト設計である点が興味深い。3Dプリンター市場は装置普及が進む一方で、「何を作るか」という活用フェーズで停滞するケースも多い。本企画はそのボトルネックに対し、ハードルを下げた参加条件と“試作歓迎”というメッセージでアプローチしている。
また、Maker Faire Tokyoでの展示をゴールに設定している点も重要である。単なるオンライン投稿にとどまらず、リアルイベントでの可視化まで設計されていることで、ユーザーのモチベーションを引き上げる構造となっている。
サンステラは販売・サポートを主軸とする商社であるが、こうした“ユーザーの創作体験”に踏み込む取り組みは、今後の国内3Dプリンターユーザー層拡大において一定の役割を果たす取り組みだ。
用語解説
| ■ Maker Faire Tokyo 世界各地で開催されるDIY・ものづくりイベント「Maker Faire」の日本版イベント。個人や企業、教育機関などが自作のプロダクトや研究成果を展示し、来場者と交流する場として知られている。 |
| ■ Polymakerフィラメント 3Dプリンター用材料メーカーPolymakerが展開するフィラメント製品群。PLAやABSに加え、カーボンファイバー強化材など高機能材料も取り扱い、産業用途から個人利用まで幅広く利用されている。 |
| ■ 3Dプリント デジタルデータをもとに材料を積層して立体物を製造する技術。試作や少量生産、個別最適化製品の製造などで活用されている。 |
サンステラの関連記事
今回のニュースに関連するものとして、これまでShareLab NEWSが発表してきた記事の中からピックアップして紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

