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AM Ventures、1億ユーロ規模の産業用3DプリンティングVCファンドを立ち上げ

Managing-partners

大手ベンチャーキャピタル企業であるAM Venturesと主要株主であるランガーグループは、欧州の主要独立系投資・資産運用会社であるKGAL社と新たに提携し、年3月に新たな3Dプリンティングベンチャーキャピタルファンドを立ち上げた。KGALとの提携により、当ファンドは目標金額の50%近くに達し、来年の2022年の1億ユーロ(日本円で約133億円)の達成を目指す。

今回のベンチャーキャピタルファンドの立ち上げは、AM系スタートアップ企業そしてAM業界自体だけでなく、先進的な製造M&Aによる市場の力強い動きから恩恵を受けることを期待する投資家にとっても、強力なシグナルとなるだろう。創設されたファンドの創設パートナーであり、ランガー・グループの代表であるHans Langer博士は。

「私たちは6年にわたりAM技術を活用するスタートアップ企業への投資に成功した後、私たちの事業を次のレベルに引き上げるために、KGAL社と提携することを決定しました。 2015年の創業以来、AM  Venturesが成し遂げてきた業績に感謝するとともに、ファンドの新マネージング・パートナーとして、2名の前常務取締役と一緒に働くことができ、とても嬉しく思います。 このステップは、世界中のすべてのAMベンチャーにとって大きな機会であり、Additive  Manufacturingの採用をさらに加速させるのに役立つだろう」と語っている。

ランガー・グループ 代表 Hans Langer博士
ランガー・グループ 代表 Hans Langer博士

また1968年の設立以来、150億ユーロの投資と390を超えるファンドを立ち上げてきたKGAL社のチーフ・インベストメント・オフィサーであるDr. Klaus Wolfは以下のように述べている。

「これは素晴らしい提携です。 AM VenturesとKGALの専門知識は、理想的には互いに補完します。 AM Venturesは、その株主基盤を通じて、この分野における長年のプレゼンスのおかげで、産業用3Dプリンティングに関する深い知識を有しており、また、KGALは投資家へのアクセスにおいて長年の実績を有しています。 AM技術は、効率的かつ持続可能な方法で製品を生産することができます。 AM Venturesおよびランガー・グループとは、長期的なパートナーシップの基盤を築き、強力な成長市場でさらなる資金を調達していきます。」

KGAL社 チーフ・インベストメント・オフィサー Dr. Klaus Wolf
KGAL社 チーフ・インベストメント・オフィサー Dr. Klaus Wolf
KGAL社 チーフ・インベストメント・オフィサー Dr. Klaus Wolf

AMベンチャーの軌跡

AMベンチャーは、現在までに、3大陸の6カ国に拠点を置く15のスタートアップ企業に対して、20回以上の投資を行っている。以前ShareLab Newsでも取り上げたが、最初のAM Ventures投資であるDyeMansion社は、3Dプリンティングされた部品を高価値製品に変えるポリマー加工ソリューションの領域で世界市場のリーダーとなっている。

また、ポートフォリオの一つである3Yourmind社は、世界中の分散製造を可能にする生産ワークフローを管理し、最適化する主要なソフトウェアプロバイダーです。 LightForce Orthodonatics社は、歯科業界をデジタル時代に移行させ、歯科矯正医に完全にカスタマイズされた3Dプリンティング歯科用具を提供するプラットフォームを提供している。

AM Venturesをまだご存じでない読者には、AM Ventures アジアパシフィックリージョン担当のSimon氏が語る以下の記事をご一読いただきたい。

編集/記者

文系出身ならではの視点を活かし、難解複雑な話をかみ砕き読者に分かりやすく伝えることを大事にしています。AM業界を盛り上げるため、溢れ出る情熱(パッション)とともに現場の生の声をみなさまにお届けいたします。

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