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大型3DプリンターメーカーMassivitの最新機種が国内初披露

Massivit 500MAX

イスラエルの大型3DプリンターメーカーMassivit 3D Printing Technologies Ltd.(以下、 Massivit社)が、GDP(Gel Dispensing Printing)方式による最新・上位機種である「Massivit 5000MAX」を、2023年9月13~14日に開催される「Digital Printing Expo 2023」で日本国内初披露。造形デモと各種造形サンプルを取り揃えた展示になる予定だ。

「Digital Printing Expo 2023」 は、 Massivit社の販売代理店であるセルカム株式会社(以下、セルカム社)が取材する展示会である。

セルカム社は1988年(昭和63年)に大阪で創業した印刷業界向けの機械商社で、大型インクジェットプリンタの販売を中心に事業を拡大してきた。近年は3Dプリンターも取り扱いがあり、今回のハウスイベント「Digital Printing Expo 2023」でもMassivit社の機種の展示を行う。(上部画像は「Massivit 500MAX」。出典:セルカム社)

「Massivit 5000MAX」の主な特徴

ゲル上の材料を光で硬化させる光造形方式の一種であるGDP方式を採用(出典:セルカム社)

「Massivit 5000MAX」は、超高速・大型の積層造形を特徴とする、Massivit 3D Printing Technologies Ltd.のGDP(Gel Dispensing Printing)方式による最新・上位機種だ。最大造形サイズ:145cm(X)x 111cm(Y)x 180cm(Z)と大型造形に対応し、プリントヘッド2基、材料システム2系統搭載。直径1mの円筒を造形した場合の造形速度は、 直線速度300mm/秒、Z方向の造形速度35cm/時というカタログスペックを持つ。

さらに「3基の内部カメラによる造形モニタリングと、材料押出しチップ部の自動クリーニングによる連続造形。」「耐熱・耐衝撃、UL準拠難燃性、水で分解する型用材料、低価格、高精細、スタンダード、透明の7種類の多彩な特性を持つ材料。」「2つのプリントヘッドでそれぞれ別の材料を使用して同時に造形。」などの特徴がある。使用用途は大型最終部品生産、複合材成形用の型のダイレクト製作、試作品作成、サイン&ディスプレー用立体成形と、多岐に渡るという。

Massivit 3D Printing Technologies Ltd.について

Massivit社は、2013年に3D、2Dプリンターテクノロジー業界の第一人者達を中心にイスラエルで創業された、超高速・大型を特徴とする3Dプリンターメーカーだ。ゲル状の材料を押出しながらUVライトで瞬時に硬化することで、高速造形を実現したGDP(Gel Dispensing Printing)方式のMassivit 1800、5000シリーズ。CIM(Cast In Motion)方式で複合材成形用の型をダイレクトプリントする「Massivit 10000」をラインナップしている。

Massivit 10000は2021年米国CAMXにおいて、Awards for Composite Excellenceの装置部門賞を受賞している。

2021年にIPO(テルアビブ証券取引所)を実施し、現在、イスラエルのロード市本社(本社・開発・生産)を始め、ベルギーの欧州本部、米国アトランタの北米本部、日本などに拠点をおき。欧州・北南米・アジアパシフィック地域主要国に販売網を擁しており、日本国内ではセルカム社の他、アルテック社なども取り扱いがある。

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