「SOLIZEオンライン3Dプリント」がリニューアル、2つの発注機能が追加される
SOLIZE株式会社は、オンライン3Dプリントサービスとして運営してきた「INTER-CULTURE」について、「SOLIZEオンライン3Dプリント(https://online.solize.com/)」に名称変更し、リニューアルオープンした。
「INTER-CULTURE」では最短3分で見積り取得から発注までをオンラインで完結するオンラインでの3Dプリントサービスのプラットフォームを構築してきたが、リニューアルした「SOLIZEオンライン3Dプリント」では、「INTER-CULTURE」の特長である自動見積り・自動3Dデータ評価システムはそのままに、2つの新機能が追加された。(画像はSOLIZEオンライン3Dプリントの画面)
「発注依頼機能」で見積り取得者と発注者をわけて運用可能に
法人の利用者は社内の購買プロセスを遵守しながら、オンライン発注機能を利用する必要がある。実際に試作品を利用する開発部門に発注の権限がない企業や集中購買による購買管理を推進する企業もある。また同じ部門でも複数人の利用者がいる場合、請求は一元管理したいが、見積もりなどは各自がそれぞれ取得したい場合もあるだろう。
「SOLIZEオンライン3Dプリント」は、開発・設計担当者が「SOLIZEオンライン3Dプリント」にSTLデータをアップロードして、製造性の確認や見積り金額を確認したのちに、購買・発注担当部署や商社に見積りを転送することで発注を依頼でき、さらに依頼を受けた担当者がそのままオンラインでSOLIZEに発注できる。
「再発注機能」でデジタル在庫を実現
「SOLIZEオンライン3Dプリント」は、同じデータの繰り返し発注も簡単に実施できる機能を追加している。この再発注機能により、治具や小ロット量産のリピート注文が容易となる上、過去の発注履歴も管理できるため、在庫状況を見ながらいつでも必要な時に必要な数を追加発注できるオンデマンド発注が可能となる。
過剰な在庫を抱える必要がなく、保管在庫量の最適化が可能ということで、治工具のデジタル在庫を「SOLIZEオンライン3Dプリント」で実現できることになる。
法人利用顧客の見積り取得・発注業務を簡略化し、さらにミスや手戻りの少ないプロセスでお客さまの業務改革に貢献する点は、SOLIZEのような法人企業からの受注を多く受ける企業ならではの対応だろう。SOLIZEでは、今後も機能拡張を続けていく予定だという。
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