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3Dプリンター製ヘルメットで赤ちゃんの頭のゆがみを治療、専門クリニックが大阪にオープン

大阪クリニックのエントランス/出典:0歳からの頭のかたちクリニック

赤ちゃんの頭のゆがみ治療を専門に行う「0歳からの頭のかたちクリニック」が、東京に続く2院目のクリニックを、2023年2月11(日)に大阪府大阪梅田駅前「パシフィックマーク西梅田」9Fにオープンした。

頭のゆがみ治療では、頭部全体を撮影できる最新の3Dスキャナー機器で赤ちゃんの頭の形状を解析し、3Dプリンター製のオーダーメイドのヘルメットを製作。ヘルメットを微調整しながら一定期間装着してもらうことで、頭のゆがみを矯正していく(画像は大阪クリニックのエントランス/出典:0歳からの頭のかたちクリニック)。

通いやすさ・受診のしやすさを考慮した環境

同院によれば、赤ちゃんの頭のゆがみが自然に治るケースは稀で、早期診断が重要だという。そして、ヘルメットによる治療の適齢期は生後3~8か月とされている。治療の適齢期を逃すことがないように、24時間体制でオンライン予約ができるシステムや、待ち時間を最小限にする完全予約制などの工夫がなされている。

3Dプリンターで赤ちゃんの頭に合わせたヘルメットを製作

0歳からの頭のかたちクリニックで行われるヘルメット治療には、CANFIELD社の最先端3Dスキャナー「VECTRA M5-360」で3Dスキャンした頭部データをもとにつくられる「クルム」と「アイメット」と呼ばれる3Dプリンター製の矯正ヘルメットが使用されている。これらはどちらも株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーの製品だ。

>>関連記事:3Dプリンター製「赤ちゃんの頭のゆがみ矯正ヘルメット」の生産実績が10,000個を超えるージャパン・メディカル・カンパニー

頭の3Dスキャンを経て造られる、オーダーメイドの3Dプリンター製ヘルメット(出典:0歳からの頭のかたちクリニック)

同院の理事長である小室広昭 氏は、「東京での年間1,000症例を超える治療の実績を生かして、大阪でも3Dプリンターを駆使したオーダーメイド型のヘルメット治療が親御さんたちの悩み解決の一助になればと願っております」「紹介状不要でも受け入れておりますので、まずはお気軽にご来院下さい」と述べている。

株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーの関連記事

今回のニュースと関連するニュースとして、株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーの3Dプリンティング技術を用いた取り組みについて、ShareLab NEWSが取り上げた記事を紹介する。ぜひあわせてご覧いただきたい。

国内外の3DプリンターおよびAM(アディティブマニュファクチャリング)に関するニュースや最新事例などの情報発信を行っている日本最大級のバーティカルメディアの編集部。

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